気管支炎の治療には以下のような薬が使用されます。

この5種類はそれぞれに働きが違います。


1.鎮咳薬(咳を静める薬)

・体の防御反応である咳は、気管に異常が起きると脳からの指令を受けて出ます。

 この指令を出さないようにしたりする作用があります。


2.去痰薬(痰を出しやすくする薬)

・気管支内の分泌物を分解する酵素や粘液の量をコントロールして、

 痰の粘り気を抑え、咳で出しやすくします。

 塩酸ブロムヘキシンなどは市販薬にも配合されています。


3.気管支拡張剤

・テオフィリン系剤: 中枢神経を興奮させて気管支を拡張します。

・アドレナリン系剤: 交感神経を刺激して気管支の痙攣を抑えたり、

           気管支を拡張させたりします。

           ただし、この中に含まれる強いベータ刺激剤を多用すると、

           心臓に負担がかかることが報告されています。

・抗コリン剤:    副交感神経に働きかけることによって気道収縮を抑え、

           気管支を拡張します。


4.抗アレルギー剤

・侵入物を異物と脳に伝えてアレルギー症状を引き起こす化学伝達物質

 (ヒスタミンやセロトニンなど)の働きを抑えたり、働きを阻害します。


5.副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)

・定量噴霧式吸入器で吸入し、気管支炎の咳や炎症を抑制したり、

 気道の過剰反応を抑制するために使われます。


この他に気管支炎の原因となる細菌の治療に抗生物質などが用いられます。

解熱や全身症状の緩和にはアスピリン・アセトアミノフェン・イブプロフェンを服用しますが、

子供はアスピリンは飲んではいけません。 

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