びまん性汎細気管支炎
びまん性汎細気管支炎(DPB)は、気道から肺胞に細かく枝分かれする境界部分の、
細気管支を中心として炎症が起きる病気です。
「びまん性」というのは、細気管支だけでなく広範囲に症状が出るという意味です。
また、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を併発しやすい病気で、副鼻腔気管支症候群のひとつです。
びまん性汎細気管支炎は、発生原因がはっきりわかっていない病気ですが、
日本、韓国、中国など、東アジア地域のモンゴロイド系の人種に特異性の強い病気で、
この患者さんは家族にも同じ病気の人が多く、
発生には遺伝的要素がつよい原因となっていると考えられています。
発症する人は、10代から70代までと幅広く、
男女差もありませんが、40、50歳代がピークです。
びまん性汎細気管支炎の症状は、咳、痰の他に体を動かしたときの息切れです。
痰は最初は少ないですが、細菌感染を伴うようになると、
膿性の痰がたくさん出るようになります。
悪化すると動いていないときにも息切れがするようになり、痰の量が増えます。
特に痰の量が多い病気です。また副鼻腔炎による、膿性の鼻汁もみられます。
以前は難病とされていましたが、
エリスロマイシンなどのマクロライド系の抗生物質を長期間にわたって(数年程度)、
少量服用すると症状が軽くなることがわかって、治癒する人が多くなりました。
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