閉塞性細気管支炎

閉塞性細気管支炎

閉塞性細気管支炎は、本来とてもまれな病気です。

細気管支とは、気管支と肺胞の境界にある末梢の気管支のことです。

この部分に炎症が起きると、細気管支炎と診断されますが、

炎症が治まればほとんどの場合治癒します。


しかし、閉塞性細気管支炎はなんらかの原因により、

細気管支の炎症が治る時に新しくできる粘膜の組織が、

細気管支を細くして気道がふさがった状態になったもののことをいいます。

新しい組織が肉芽を形成する場合もあります。


閉塞性細気管支炎の発症原因は不明な場合が多いですが、

ふつうは骨髄移植や膠原病などの特殊な状況で起こると考えられてきました。

また喫煙、細菌感染、薬物、有毒ガスや有機塵の吸入などでも起こることが確認されています。


しかし、最近は「アマメシバ」というトウダイグサ科の樹木のジュースを、

多量に飲んだことによって発症した例もありますし、

ポップコーンにバター風味をあたえる「ジアセチル」という香料を吸い込む環境にある、

製造工場の作業員が、集団で閉塞性細気管支炎を発症した例があります。


閉塞性細気管支炎の症状は、咳、痰、呼吸困難などで、

中~重度の低酸素血症を伴うこともあります。


この病気は呼吸器専門医による診断を必要とします。

まれにしか発症しない病気ですが、喫煙者の発症率がそうでない場合よりも高い病気ですし、

発症してからも喫煙をつづけると悪化しますので、禁煙しましょう。

気管支炎の種類 関連記事